2015/11/27
いけだ筋整復所ブログ
日常動作で大切な体重をかける場所
大阪市東住吉区の整体&卓球教室代表の池田です。
立つときに、身体の重さは足裏にかかりますね。
身体の構造を考えると、体重は内外のくるぶしを
結んだラインに乗るのが自然です。
それでは、足裏にかかる体重が、くるぶしの位置からズレてしまうと
どうなるのでしょうか?
くるぶしの位置よりも後ろにずれことは少ないと思いますので、
体重がかかる位置が、くるぶしよりも
前にずれるケースを考えてみます。
脛の骨を通ってかかる体重が、
くるぶしよりもつま先側にかかると、
身体が前に倒れようとしますから、
常に倒れないように踏ん張らなくてはなりません。
そこで、常に足裏やふくらはぎの筋肉を使って、
地面を押し返すことになります。
すると、足裏やふくらはぎには疲労がたまり、
こり固まってしまいます。
ふくらはぎの筋肉は、足に下がった血液を
心臓に戻す、ポンプの役割があります。
ふくらはぎがこり固ってしまうのは、
健康を考える上では、できるだけ避けたいものです。
体重が前にかかると、膝も前に出ますから、
太腿の前側の筋肉(大腿四頭筋)に力がかかります。
太腿の前の筋肉はブレーキの役割ですから、
瞬発力が発揮しにくくなります。
ですから、スポーツなどをする上でも、
なるべく太腿の前側に力が入らない姿勢、
つまり体重があまりつま先側にかからないような
バランスが望ましいのです。
また、バランスを取るために、
「膝が曲がり、お尻が後ろに落ち、背中は丸まり、頭が前に出る」
という猫背の形、
あるいは
「腰が前に出て、腰や背中が反る」
という反り腰の形になり、いずれも姿勢が崩れます。
どちらも、不要に筋肉を緊張させますから、
身体に余計な負担がかかりますよ。
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