大阪市東住吉区の整体&卓球教室代表の池田です。
立つときに、身体の重さは足裏にかかりますね。
身体の構造を考えると、体重は内外のくるぶしを
結んだラインに乗るのが自然です。
それでは、足裏にかかる体重が、くるぶしの位置からズレてしまうと
どうなるのでしょうか?
くるぶしの位置よりも後ろにずれことは少ないと思いますので、
体重がかかる位置が、くるぶしよりも
前にずれるケースを考えてみます。
ふくらはぎが固まる
脛の骨を通ってかかる体重が、
くるぶしよりもつま先側にかかると、
身体が前に倒れようとしますから、
常に倒れないように踏ん張らなくてはなりません。
そこで、常に足裏やふくらはぎの筋肉を使って、
地面を押し返すことになります。
すると、足裏やふくらはぎには疲労がたまり、
こり固まってしまいます。
ふくらはぎの筋肉は、足に下がった血液を
心臓に戻す、ポンプの役割があります。
ふくらはぎがこり固ってしまうのは、
健康を考える上では、できるだけ避けたいものです。
太腿の前側(ブレーキ)に力がかかる
体重が前にかかると、膝も前に出ますから、
太腿の前側の筋肉(大腿四頭筋)に力がかかります。
太腿の前の筋肉はブレーキの役割ですから、
瞬発力が発揮しにくくなります。
ですから、スポーツなどをする上でも、
なるべく太腿の前側に力が入らない姿勢、
つまり体重があまりつま先側にかからないような
バランスが望ましいのです。
背中が丸まる/頭が前に出る/腰が反る
また、バランスを取るために、
「膝が曲がり、お尻が後ろに落ち、背中は丸まり、頭が前に出る」
という猫背の形、
あるいは
「腰が前に出て、腰や背中が反る」
という反り腰の形になり、いずれも姿勢が崩れます。
どちらも、不要に筋肉を緊張させますから、
身体に余計な負担がかかりますよ。